2億5千万年後
ホントは今だって地球は菌の星なのよ. 生物量はぶっちぎりです. スポンジ(菌)とくっついてるゴミ(菌以外.でかいのとか)みたいな感じだって.
ウィルス(生物じゃないって人もいるね)は寄生のような生活をしておるわけだから,いなくなっちゃうのかな.菌だけになれば,代謝系は自前でいける人が多いですから,平和になりますね.2億5千万年あとだと,ゴンドワナ(パンゲア?)みたいな馬鹿でっかい超大陸ができているって予想らしい.当然局地に氷なんかありませんよ.いまの地球の状態は,全くの偶然による,たまたまの一時的な現象なのです.内陸まで湿気が入れないから,中はでっかい砂漠になるみたい.水系って,地下水がかなりあった気がするんだけど,これも干上がるのかな.地下水への供給元って雨なの?だったら降らなきゃ干上がるのかも.あと,こんときは偏西風がすごいらしい.今でも南米の西側の海はさえぎるもんがなくて風がすごいらしいけど,比じゃないらしい.ゴンドワナの支配的な(高等)植物がね,竹とか笹(の子孫種)になるだろうって.ちなみに,竹のことを「草」って言ってたよ.木本にも草本にも分類しがたいって習ったけど,こういうのは立場で違うんでしょうな.でね,進化的に草は木に比べて新しいんだって.逆かと思うけど,違うんだね.最初の陸上植物って言われてるのって,・・・・マツバランの祖先種・・・・だっけ?忘れた.で,椰子みたいなコルク質の人がいて,維管束を持つ人が出て,草,と.草は全陸上植物の数%の生物量(って意味だと思う)だけど,生産する酸素の70%(確か)を占めてるんだって.イネ科とかさ,ガラス質(珪素?)とかを使ってたりするし,効率的なのかしら.えーと,話しが進まぬな.で,このときまた海洋無酸素事変が起きるだろうって.これって何で起きるんだろうと思ってたら,大陸が一つになって海流がなくなるのが原因らしい.海流はなくなるだろうけど,海流と酸素って・・・?循環しなくなって行き渡らないってのはいいとして,酸素ってどんなして海水に吸収されるんでしたっけ?今度調べてみます.でもさ,こういう致命的とも思えるようなことって,結構おきているよね.全球凍結だっけ?スノーボールアースとか.噴火とかもあるね.あーと思ったのは,噴火したときの塵だけじゃなくて,火山は別のでっかい変化を引き起こしうるっての.例えばね,石炭紀の地層って,いわば石炭でしょ.でね,その近くで大規模な火山活動があって,その地層に引火したことがあるらしい.めちゃめちゃ二酸化炭素出ますー.二酸化炭素の温室効果能なんてたいしたことないと思うけど,規模によるよね.あと,隕石ぶつかったりとか.最近恐竜絶滅の直接の原因は巨大隕石説で決まったのよね.確かイリジウムかなんかが決め手になったような.そういうでっかい急激なイベント(e.g.隕石衝突)と持続的な緩慢なイベント(e.g.大陸移動)があるんだよね.地史はこの繰り返しなのよ.繁殖適応度だとか,性選択だとかの話しは,ゆっくりしたときね.急なイベントは偶然の産物なので,適者が生存するとかではありません.誰が生き残るのかは全くの偶然です.この急で破滅的なイベントの時期を,絶滅期っていいます.(e.g.P/T境界とか)そこで生物相ががらっと変わるのよ.ってことは周りは屍の山なんで,ニッチががら空きです.そこですっごい適応放散して,落ち着いたらまたゆっくり変化です.そういう歴史なのよね.例えば,絶滅期とはちがうけど,ダーウィンフィンチとか,海洋島に侵入した生物がそういうことを起こしたりするよね.あと,バイカル湖(確か)のスズキ科(だっけ?)とか.がら空きのニッチに放散するときは割りと一気にするように思います.不思議だなーと思うのは,突然変異が発生する確率って放射線でも当てない限りそうは変わらないと思うのよね.で,木村先生の分子進化の中立説で,ほとんどの変異は進化(あるいは適応度?)に対して中立っていってた気がする.そしたら,放散してるときって何でそんなに早く表現型とか暮らしぶりが変わるのだろう.多少の変化なら,大くの遺伝的な変異を伴わなくてもいけるのかもしれないけど,不思議だー.(獲得形質は遺伝しませんよ.)それともアレかな,ヒトゲノムプロジェクトのときにさ,最初は,ほとんどのゲノムはタンパクまでいってないってなったじゃん.だから,ほとんどジャンクじゃないのかって.でもさ,そのあと,タンパクにならない配列は調節系だったって話しじゃん.ってことは,例えば,通常の環境下だと多くの遺伝的変異は調節系の発現にちょっと影響があるかないかだけで中立だけど,一気に放散できるような状況だとそのくらいの差でも繁殖適応度に差が出て中立じゃなくなるとか.で,突然変異の発生頻度が同じでも進化が加速しているように見える,とか.荒唐無稽か.このテのイベントって再現できないのだろうし,進化が早いとか,あっという間とか言っても,それは地質学的な時間に対してってこどだから,もうすぐ死んじゃう俺たちは観察できないもんなー.絶滅期とか,海洋島に侵入した生物の進化速度が早い(少なくとも早く見える)分子的なメカニズムって解明されているのかな.そこはすごく興味がある.大絶滅期と進化の話しはスゲー面白くて,いつかちゃんと勉強したいなー. 何の話しだっけかしら. あとねー,俺さ,子供の頃読んだ図鑑に「もうすぐ氷河期が来る!」って書いてあったのを憶えてるのよ.寒くなるのか!って思ったの.忘れてない.しつこいんだ,俺.でね,大人になったら地球温暖化とか言ってるじゃない?何かしらと思ってたの.そしたらDっちはちゃんと言ってました.現在は間氷期(氷河期と氷河期の間の比較的温暖な時期).ほとんど(って言える根拠はなかろうが)の科学者はまた寒くなると思っている,と.ヒトが多少二酸化炭素を出しても,吸収するメカニズムが複数あるし,やがて回収されるって.まぁ,やがてって,人類滅亡後だろうけど.それにね,地質学的なスケールだと,地球はだんだん冷えていってるのよ.生命誕生のころってさ,原始のスープとかいいますけど,スープって熱いじゃん.冷たいのは「冷製」ってことわるでしょ.そっから段々冷えてきたけど,恐竜がいたころなんてかなり暑いと思うよ.人類が起源したとされる時期(未確定)はともかく,放散したのは氷河期じゃないのかしら.縄文の大海退(海進だったかも.テキトーだのぅ)とかもあったし,最近だとテムズ川(だっけ?)が中世に凍ったって記録があるよね.人類が引き起こしたかもしれない温暖化は一時的な現象です.一時的にあったかくなって,人類は壊滅的な打撃を受けるかもしれないけど,すぐに寒くなる.安心したまえ.だいたいさ,環境破壊はそりゃ悪いだろうけど,それはヒトに悪いのね.ヒトが死んじゃうからやめろって事でね,地球を守れとかさー,守れないよね.でかすぎて.地球史的にもさ,嫌気性のやつばっかりの時期にシアノバクテリアが酸素ガンガン作って,大虐殺してるもの.あれほどの虐殺はあまりなかったのではないでしょうか.だからね,ヒトだけじゃありませんよ.ただ,シアノバクテリアは酸素出して,酸素に殺されないからね.あのヒトは平気だから.そこいくと,ヒトはちょっとアレですな.自分の活動の産物で死にそうになってますから,ちょとアタマが弱いのでしょうな.いや・・・・かなり弱いのかも.そういえば,最初に出てきた地球に帰ってきた人も,何故か火山の噴火+メタン(たぶん)の爆発に巻き込まれて爆死していた.ビックリした.番組の最後でもね,いろんな人が結語みたいなこと言ってたんだけど,このまま人類が勝手にやってると「全員死んでしまう」と実もフタもない言い方してるい人がいて素敵だった.この「全員死んでしまう」ってのが2番目に印象に残りましたな.だって,全員死んでしまうんだよ.あと他にも色々考えながら見たんだけど,忘れてしもうた.アタマが弱いのです.空っぽです.思い出したらまた書く,かなぁ.