こんにちは。
野郎です。
今日は基地内大学の英語のライティングの授業で驚いたことを書くよ。
野郎は沖縄に住んでいます。
諸事情あって、基地の大学でも勉強する機会を得ました。
大学の本科に進む前に、ESL的に準備コースが用意されていたのね。
まずはそこを終えてから、基地内に複数ある大学に行きたければ進学してくださいってシステムでした。
ESL的なものだから、基本は英語の読み書きを中心でした。
最初は文法とか文の書き方とか教わるのね。
そのあとパラグラフを一つ書いてみましょう、複数のパラグラフを書いてみましょうってなってました。
なんというか、非常にシステム化されていましたな。
日本語の作文の授業とはえらい違いです。
いまは違うのかもしれないけど、野郎は文章の書き方って教わったことないよ。
習ったことがあるのは「原稿用紙の使い方」です。
けど、英語は違うんだね。
英語のパラグラフってさ、基本の構造があるのね。
最初に一番言いたいことを書くのよ。
確かトッピクセンテンスって言ってたと思う。
ここでパラグラフ全体を代表することを書くの
そのあと言いたいことを具体的に説明する。
例を入れたり、データを示したりとか。
詳細とか具体を入れるのがここね。
最後に最初に書いたこと(トピックセンテンス)を言い換えてもう一度書く。
あるいは、まとめ的にパラグラフ全体を締める
他には、次のパラグラフへの繋ぎになるようなことを書く。
例えば次で反対のことを言う時とか、つなぎの文にしたりする。
これが基本構造なの。
- トピックセンテンス
- 事例・データ・説明
- まとめ・トピックセンテンスの言い換え
こうういう前提があるから、例えば最初(と最後)のセンテンスだけ読んでいっても大意が掴めるのよ。
受験の時に最初に一行目だけ全部読めって書いてある参考書があったけど、そういうことなのね。
ちなみに、最初に言いたいことを言うってのは、単文でも同じなんじゃないかと思ってる。
日本語だと、「アイツ馬鹿だからキライ」って言うでしょ。
でも、英語だと、「アイツキライ、バカダカラ」になると思う。
そういう人たちなんだよ、きっと。
この構造のパラグラフを積み重ねて、大きい文章を構成するのです。
これを知ってから、科学論文の構造がどうしてああいう構造なのか理解できた気がしました。
それはいつか書きますね。
ともかく、一つのパラグラフをキチッとかけることが全ての基本になります。
日本語の文章でこれを意識してる人は少ないのではないのかな。
科学に関する文章とかは別かもしれないけど。
野郎の文章もそうだけど、「段落」ってテキトーにやってるもんね。
あとね、「例示して書け」ってときの「例」の意味が違うのよ。
これ、ホント注意っす。
例えば「人間関係で気をつけていることを書きなさい」と言われたとします。
そして、例えば、嘘をつかないようにしているとか書くとするじゃないですか。
いや、例えばですよ。
こんな感じに書いちゃうの。
日本語の例:
- 私は嘘をつかないようにしている。
- なぜなら、それは嘘をつくのは割に合わないからだ。
- 嘘をつくと、嘘を覚えていなきゃいけない。
- そうすると、嘘をつき続けて、いっぱい覚えて大変だ。
- だから最初から本当のことを言ったほうがいい。
いや、例えばね。
でもこれね、英語のライティングだとダメらしいのよ。
これは「例じゃない」って言われます。
日本語の例は、たぶん、なんだろう、概念みたいなものなのよ。
いや、彼らとしてはね。
ここで彼らが求めているのは「具体的な例」なの。
嘘をつかないだったら、
英語の例:
- 人間関係で気をつけているのは嘘をつかないようにしている。
- なぜなら以前こんなことがあったからだ。
- ○年前のことだ、、、、
- という経験から私は嘘は割に合わないと思っている。
これだと、「例だな」って言ってもらえます。
パラグラフの授業で1回目に書いた時に「例じゃない」って言われた衝撃を覚えています。
英語でものを書かなきゃいけなくなったら、思い出してー。
そらー。
コメント
例って、いやですね。